小説STORY集+試し読みコミック試し読み
小説ひとりごと タイトル別コミックひとりごと タイトル別
厳選館        by:no name

2008年12月26日

【愛しき爪の綾なす濡れごと】 鈴木あみ ill:樹要

kanasikitume_b.jpg タイトル:愛(かな)しき爪の綾なす濡れごと
    (遊郭シリーズ 8

 著者:鈴木あみ
 イラスト:樹 要
 発行:白泉社
 レーベル:花丸文庫
 発売日:2008/12/19
 価格:630円(税込)


*画像clickで拡大画像が見れます。
公式 STORY
Amazon BK1 BOOKOFF livedoor


button-pink.gif要約するとこんなお話

 ひとり立ちして4ヶ月、生理的な嫌悪感で、未だ仕事に慣れることのできずにいた蜻蛉(受)は、7月に入って、1度も客を登楼させないことで、遣り手の鷹村を手こずらせていた。
 とうとう痺れを切らせた鷹村が、蜻蛉が言う無茶な条件の『理想の客』水梨慎哉(みずなし しんや)を連れてきてしまう。
 ここまでされて、ついに受け入れざるを得なかくなった蜻蛉だったが、ついに馴染みとなる日、その宴席には、なんと綺蝶(攻)と彼の馴染み東院(とういん)もいた。
 その上綺蝶は、水梨に粉をかけてきて……





button-pink.gif キャラデータ

 uke.gif ...... 蜻蛉 (かげろう)
      遊郭・花降楼の色子
      ずばぬけた美貌を持つ花降楼の傾城。
      性格は潔癖かつ不器用で、誤解されることも多い。
      12歳の時、花降楼に売られてきた。

 seme.gif ...... 綺蝶 (きちょう)
      遊郭・花降楼の色子
      自由奔放な性格の蜻蛉とは犬猿の仲のライバル。
      かつては双子のように育った一番の親友でもあり、時には蜻蛉に優
      しい面を見せる。


 button-pink.gif 読みどころ

 時間の流れは、
 愛で痴れる夜の純情・前半
   ↓
 愛しき爪の綾なす濡れごと
   ↓
 愛で痴れる夜の純情・後半
   ↓
 華園を遠く離れて
   ↓
 愛しき夢の織りなす睦言(愛しき爪の綾なす濡れごと)
 だそうです。

 =愛しき爪の綾なす濡れごと=

 ・客を登楼させない蜻蛉が出した条件
   →条件「……最高に金持ちで、吝嗇(けち)じゃなくて、若くて美男で上品で教養があって頭がよくて話が面白い、優しくて粋で筋肉質で身体もよくてあれも上手。――そういう『理想の客』なら考えるけど?」
 ・先輩娼妓・桐香(きりか)の事情に巻き込まれる蜻蛉

 です。

 蜻蛉、とんでもない条件出しますよね〜 (笑)
 けど、そんな条件を出したのは、客の相手をすることへの生理的嫌悪から、登楼させるのを少しでも遅らせるために、時間稼ぎをしたかったからなんです。
 それでも、そんな我儘が許される場所ではありませんからね。
 とうとう、鷹村に最後通牒渡されちゃいました。
 これ以上拒めば、河岸見世(最下層の見世)送りもあるって。

 確か、今までは蜻蛉視点だけでお話が進んでたように思うんですけど、今回は綺蝶視点もあるんです。
 だから、ふたりの心の動きがよりわかって、せつないことこの上なかったです。


 =愛しき夢の織りなす睦言=

 こちらは、愛で痴れる夜の純情の、その後、花降楼を出て半年近く経った頃です。

 蜻蛉の別れの宴を開いていなかったので、改めて花降楼で行われることになりました。
 そして、ふたり揃って吉原に戻ってきました!!

 蜜月編ですよ〜。


 button-pink.gif ツボキャラ
 桐香

 『愛しき爪の綾なす濡れごと』で、一応の決着はついてるんですけど、その後が気になってたんですよね。
 けど、残りページも少なくなり、もうわかんないのかな? と思ったんですけど、粋な計らいが!!
 『愛しき夢の織りなす睦言』最後の最後に、桐香のその後がわかってホッとしました〜。

 彼は、本当に強い人なんだな〜って思いましたよ。
 蜻蛉や綺蝶より、もっともっと辛いお話になることはわかるので、小説になっても読みたいとは思わないです。
 でも、吉原では、そんな桐香でさえ、幸せな部類に入るのかな? と思うと、吉原を復活させた政府はロクでもないな〜と思っちゃいました(←オイオイ)


 button-pink.gif ひとりごと

 蜻蛉と綺蝶は、人気のあるキャラだから、続編が出るのはわかるんです。
 けど正直、なんで今更、花降楼時代の話? とは思いました。
 だって、やっぱ辛いお話ですからね。
 できれば、幸せな彼らを読みたいな〜っと。
 タイトルの『愛しき爪の綾なす濡れごと』の意味を知るともっとせつなくなりましたもの。

 このシリーズは、まだまだ続くそうですよ。
 そして、鈴木先生、鷹村のお話なんかも考えてらっしゃるみたいです。



osusumedo_ani.gifpenguin_ani.gif196.gif196.gif196.gif196.gif



 黒ハート ランキングに参加しています。
  ポチッといただけますと嬉しいです。
  よろしくお願い致します。


 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ  blogranking.gif



posted by 零 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木あみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/111733377
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック