(遊郭シリーズ 8
著者:鈴木あみ
イラスト:樹 要
発行:白泉社
レーベル:花丸文庫
発売日:2008/12/19
価格:630円(税込)
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・公式 STORY
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ひとり立ちして4ヶ月、生理的な嫌悪感で、未だ仕事に慣れることのできずにいた蜻蛉(受)は、7月に入って、1度も客を登楼させないことで、遣り手の鷹村を手こずらせていた。
とうとう痺れを切らせた鷹村が、蜻蛉が言う無茶な条件の『理想の客』水梨慎哉(みずなし しんや)を連れてきてしまう。
ここまでされて、ついに受け入れざるを得なかくなった蜻蛉だったが、ついに馴染みとなる日、その宴席には、なんと綺蝶(攻)と彼の馴染み東院(とういん)もいた。
その上綺蝶は、水梨に粉をかけてきて……
遊郭・花降楼の色子
ずばぬけた美貌を持つ花降楼の傾城。
性格は潔癖かつ不器用で、誤解されることも多い。
12歳の時、花降楼に売られてきた。
遊郭・花降楼の色子
自由奔放な性格の蜻蛉とは犬猿の仲のライバル。
かつては双子のように育った一番の親友でもあり、時には蜻蛉に優
しい面を見せる。
時間の流れは、
『愛で痴れる夜の純情・前半
↓
『愛しき爪の綾なす濡れごと
↓
『愛で痴れる夜の純情・後半
↓
『華園を遠く離れて
↓
『愛しき夢の織りなす睦言(愛しき爪の綾なす濡れごと)
だそうです。
=愛しき爪の綾なす濡れごと=
・客を登楼させない蜻蛉が出した条件
→条件「……最高に金持ちで、吝嗇(けち)じゃなくて、若くて美男で上品で教養があって頭がよくて話が面白い、優しくて粋で筋肉質で身体もよくてあれも上手。――そういう『理想の客』なら考えるけど?」
・先輩娼妓・桐香(きりか)の事情に巻き込まれる蜻蛉
です。
蜻蛉、とんでもない条件出しますよね〜 (笑)
けど、そんな条件を出したのは、客の相手をすることへの生理的嫌悪から、登楼させるのを少しでも遅らせるために、時間稼ぎをしたかったからなんです。
それでも、そんな我儘が許される場所ではありませんからね。
とうとう、鷹村に最後通牒渡されちゃいました。
これ以上拒めば、河岸見世(最下層の見世)送りもあるって。
確か、今までは蜻蛉視点だけでお話が進んでたように思うんですけど、今回は綺蝶視点もあるんです。
だから、ふたりの心の動きがよりわかって、せつないことこの上なかったです。
=愛しき夢の織りなす睦言=
こちらは、『愛で痴れる夜の純情
蜻蛉の別れの宴を開いていなかったので、改めて花降楼で行われることになりました。
そして、ふたり揃って吉原に戻ってきました!!
蜜月編ですよ〜。
桐香
『愛しき爪の綾なす濡れごと』で、一応の決着はついてるんですけど、その後が気になってたんですよね。
けど、残りページも少なくなり、もうわかんないのかな? と思ったんですけど、粋な計らいが!!
『愛しき夢の織りなす睦言』最後の最後に、桐香のその後がわかってホッとしました〜。
彼は、本当に強い人なんだな〜って思いましたよ。
蜻蛉や綺蝶より、もっともっと辛いお話になることはわかるので、小説になっても読みたいとは思わないです。
でも、吉原では、そんな桐香でさえ、幸せな部類に入るのかな? と思うと、吉原を復活させた政府はロクでもないな〜と思っちゃいました(←オイオイ)
蜻蛉と綺蝶は、人気のあるキャラだから、続編が出るのはわかるんです。
けど正直、なんで今更、花降楼時代の話? とは思いました。
だって、やっぱ辛いお話ですからね。
できれば、幸せな彼らを読みたいな〜っと。
タイトルの『愛しき爪の綾なす濡れごと』の意味を知るともっとせつなくなりましたもの。
このシリーズは、まだまだ続くそうですよ。
そして、鈴木先生、鷹村のお話なんかも考えてらっしゃるみたいです。
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